本場のピアディーナ

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さあ、今日はピアディーナについて語らせていただきます。長いよぉ~(笑)

旅行中は初日から連日でパスタやお肉を食べていた私達。
今回の旅行最後の夕食は、ピアディーナを食べて締めくくることにしました。

この旅に出る前の私のピアディーナに関する知識といえば、エミリア・ロマーニャ州
の名物で、薄いパンが鉄板で焼かれたもの...このくらいしか知らなかったの
だけど、いやいやピアディーナも侮れない!奥の深い食べ物でしたよ。

エミリアロマーニャは、大きく分けるとエミリア地方とロマーニャ地方になり、
このピアディーナは州の東側のラヴェンナ、フォルリ、リミニ周辺のロマーニャ地方の
名物。だからピアディーナ・ロマニョーラともいいます。

私達が滞在した場所はまさに本場!
車でこの界隈をドライブ中、キオスコと呼ばれるピアディーナ屋さんをいくつも
見かけました。
キオスコはプレハブ小屋のような小さな店構え。コチラで写真が見れます。
ピアディーナ店のシンボルの色は、赤と白または緑と白の縦縞模様のお店が
多かったです。

なんとも嬉しかったのは、宿泊先のシニョーラが元ピアディーナ屋さんだと
言うではありませんか!
おかげでピアディーナのことを詳しく知る良い機会に恵まれました。

さて、昔はピアディーナ店を出店するための規制が厳しかったそうで、数が
少なかったようですが、今ではあちこちに見られるようになったそうです。
そして、どのピアディーナ屋さんもオリジナリティのあるピアディーナで、店の数だけ
ピアディーナの味も違うそう。

生地が厚かったり、薄かったり、その中に入る具の種類や味はもちろん、
具と生地の量のバランスの取れ具合。
生地の材料は、基本的には小麦粉、ラードまたはオリーブオイル、水、塩だけど、
よりリッチな味にするために牛乳を加える店もあるそう。それらの配合次第で、
ピアディーナの出来上がりは変わるのだそうです。

そんなピアディーナ、どうせ食べに行くなら特に美味しいピアディーナが食べたい!
というわけで、シニョーラがよくお買いになるキオスコを教えてもらいました。
だって元ピアディーナ屋さんのお気に入りの店ならば、味は保障付きのような
もんでしょ?

場所はリド・ディ・クラッセという海辺の小さな街のメルカート広場にある
「イル・キオスケット」というキオスコ。
店の名前がかかれた看板があるわけでもなく小さな店ですが、すぐに探せました。

そして私達が食べたのが写真のもの。
よーく、よーく見てください!
実はコレ、全部ピアディーナとは呼ばないのですヨ。
正確には、左がロトリーノ、真ん中がピアディーナ、右はクレシォーネと呼びます。

ロトリーノは、文字のごとく巻きモノ。見てもすぐにわかりますね。
ではピアディーナとクレシォーネの違いは?

ピアディーナは、生地を焼いたものの中に、ハムやチーズや野菜などの火を
通さない具が入ります。
一方、クレシォーネは、生地を焼く前に具を乗せて、折りたたみ、端の部分を
くっつけて、ラビオリのように中の具を包み込んでから焼くのです。

写真に写っているは、私が選んだ野菜のロトリーノ、子供達用のモルタデッラハムの
ピアディーナ、パパの選んだ具はなんだったっけ?忘れた。。。(爆)
これ以外にもトマトソースとモッツアレッラとなすが入ったクレシォーネを食べました。
1個食べれば結構お腹いっぱいになるのだけど、せっかくなので無理して4人で
5枚食べました。また食べすぎっ!
でもこのキオスコのピアディーナ、本当に美味しすぎて...

平日の7時くらいと早い時間だったので、お客さんで混むことはなかったけど、
週末は観光客が増え、行列ができるらしく、整理券の機械が置いてありました。
買いにくるお客さんは、私達のように買ってすぐに隣のお庭にあるテーブルに座って
食べる人もいれば、ピアディーナの生地だけ10枚ほどまとめて買っていく
おばさんも。お値段のほうは1枚80セント。
連日のように食べに行ったトラットリアもそうだったけど、ここのキオスコの店員さんも
仕事っぷりがよくて、感心しました。イタリアじゃないみたーい(笑)

私が選んだ野菜のロトリーノの具は、エルベ(草)、スクアックェローネ、ルッコラ。
まず思ったのは、「草」ってなんだよっ!(爆)
食べた感じではほうれん草かビエトレ(ふだん草)っぽかったけど、翌朝シニョーラに
聞いたら、なぜ「草」なのかの理由がわかりました。季節によって使われる草の
種類が変わるからなんですって。今の時期は多分ほうれん草かビエトレだろうって。
アタリ!
私が選んだものは、ピアディーナの最もトラディショナルな具だそうで、昔は
そこら辺に生えている草を摘んで作っていたんだそうです。

それからピアディーナを焼くときの器具。最近のピアディーナ店は、メタルのような
鉄板(?)で焼くところが多いようですが、伝統的なピアディーナはテラコッタの板で
焼くそう。シニョーラは今でも家で作るときは、テラコッタ板を使うそうです。

彼女によると、イル・キオスケットの生地の材料には牛乳は入っておらず、
水だけなんだそう。
牛乳が入ると美味しくはなるけど、食べたあと消化しにくくて胃にもたれるから、
このお店のピアディーナがお気に入りなんですって。
さすが、食後のことまで考えて買うなんて通だわ!でも確かに、私達お腹いっぱい
食べたのに胸焼けしたりしなかったからごもっとも。

私が行ったお店に限らず、キオスコって、なんとなく日本の焼き鳥屋さんみたいな
雰囲気があります。小さな店の前にベンチだけあって、その場で食べる人もいれば
お持ち帰りする人もいて。
仕事帰りにちょっと一杯飲んで、ならぬ「ちょっとピアディーナ食って~」みたいな
男性カップルもいましたよ。(笑)

いままでは、時々スーパーで市販のピアディーナを買って食べていたけど、
簡単に作れることもわかったし、これからは自分達でもピアディーナを作って
食べようと思いました。
なんて書いているけど、もう既に1回作りました。(笑)
もっと上達したら、記事にしてアップしますね。


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Commented by メギー at 2008-07-13 09:44 x
わぁ~。。。もしかして、プチ・バカンスの記事が載っているかなあと楽しみにしておりましたが。。。思い通り、楽しませていただきました。
今日の、3種類のピアディーナ、暗記しようと思ったけれど、無理(年のせいかな?爆)とにかく、拝読しているだけで、大満足☆でした。

↓のいるかちゃんのお写真、イルカも勿論ですが、御嬢ちゃま方のシルエットのほうに心奪われたのは、私だけではないと思います☆

Commented by Riccia at 2008-07-14 18:25 x
今回のプチバカンスは食べ物もばっちりだったようで。旅行の大きなポイントですからね(笑)

ピアディーナ、私も大好き!以前ボローニャに住んでいたときに、会社の帰りに、町外れのスタンドに同僚と食べ&飲みに行ってました。こっちでもピアディーナもどきは食べれるけど、全然味が違うの。
Yukakoさんのお手製ピアディーナで、作り方教えてくださいね!
Commented by あきこ at 2008-07-14 22:29 x
学生の頃、1ヶ月だけボローニャに住んでいました。
まだイタリアの右も左もわからなかったので、
おいしいピアディーナを食べ損ねたみたい・・・。
今思えば、友達が連れて行ってくれた郊外のレストランで
一度だけ食べたあれがそうだったのね~。
こうなったら、食の飽くなき探求者、
Yukakoさんのレシピアップを楽しみに待っていますよ~。
こうなったら10年の歳月を経て、いえで再現だ!!
Commented by olivolivo at 2008-07-14 23:18
★メギーさん
最近長い文章を書いていないので、まとまりのない文章になってしまいましたが(汗)旅の思い出を記事にしてみました。
3種類のピアディーナ、私もここに書かなかったら、すぐに忘れちゃっているかも。(笑)
イルカの写真、長女の髪の毛の乱れがなければパーフェクトなんですけどねぇ。(笑)
Commented by olivolivo at 2008-07-15 21:17
★Ricciaさん
食べ物はテーマパーク内で食べたもの(ホットドッグでしたから(笑))以外はバッチリでした。
ボローニャのほうにもピアディーナ屋さんってあるんですね。
帰り道にモデナで途中下車した際にはぜんぜんピアディーナ屋さんを見かけなくて、同じエミリアロマーニャでもエミリア地方にはなんだなーなんて思ったのですけどね。
ピアディーナって州を越えたマルケでも食べられているようですが、さすがにヴェネツィアまで北上してしまうと味が違うものになっちゃうのでしょうかねぇ。
もう少し練習したら、ピアディーナの作り方もアップしますねー。
Commented by olivolivo at 2008-07-15 21:27
★あきこさま
ボローニャにも住んでいたのね。
短期滞在だとなかなかすべての地元の食べ物を食べつくすことってできないよねー。私も短期で語学留学していた時はそうだったよー。
でも、おいしいラグーはたくさん食べたんではないのぉ?
ピアディーナね、ピッツァやフォカッチャなんかよりは簡単に作れちゃうんだよ。そのうちにレシピ載せますね。
Commented by Delphine at 2011-02-02 09:50 x
先日アジアカップで日本が優勝しましたが、サッカー日本代表に就任したザッケローニ監督がピアディーナがお気に入りだとかで、都内でピアディーナが食べられる店を見つけたと紹介されてました。日本でも流行るかもしれませんね
Commented by ムク at 2011-02-02 12:22 x
全日本サッカーのザッケローニ監督の好物で調べていてこのサイト知りました。ほんと美味しそうですねクレープでもないトルティーヤでもない素朴な感じの料理ですね。これをもし見ていたら「ヴォーノ!」って叫んでいるかもしれませんね(笑)
Commented by olivolivo at 2011-02-02 18:34
☆Delphineさん
コメントありがとうございます。
アジアカップの日本優勝のニュース、私もこちらで拝見し、嬉しく思いました。ザッケローニ監督はエミリア・ロマーニャ出身ですもんね。
ピアディーナ、日本人にもウケる美味しさですよ。監督のおかげでピアディーナが日本でも身近な食べ物になったらいいなぁと思います。
Commented by olivolivo at 2011-02-02 18:36
☆ムクさん
コメントありがとうございます。
ザッケローニ監督のおかげで、ピアディーナが知られることになって私もなんだか嬉しいです。本当に美味しいんですよ。日本で流行って、たくさんの日本の皆さんにも食べてもらいたいなぁと思います。
Commented at 2011-09-19 03:44 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by olivolivo at 2011-09-19 05:43
☆鍵コメ様
はじめまして。ご質問のピアディーナ屋さんの件ですが、私は何件も行ったわけではないので、ここのキオスコしか知らず、他はよくわかりません。文中にも少し書きましたが、場所はLido di Classeという町のIl Chioschettoという名のキオスコです。(レストランのようにちゃんとしたお店ではありません)
ロマーニャ地方ならおいしいピアディーナ屋さんはたくさんあると思うので、ピアディーナがお目当てであれば、いろいろ試してみるのもいいかもしれませんよ。
良い旅になりますように。
Commented by ☆鍵コメ at 2011-09-22 02:26 x
突然のコメントに早速の返信、そして丁寧なご回答ありがとうございました!!
行って、色んなピアディーナ試してみます!!
Commented by olivolivo at 2011-09-22 13:12
☆鍵コメ様
いえいえ、あまりお役に立てず、すみませんでした。
イタリア、楽しんできてくださいね。
Commented by ☆鍵コメ at 2011-10-02 03:00 x
出発日も決まりテンションが上がりまくりの毎日です!
図々しくもう一つ質問していいですか?
ラヴェンナなどのロマーニャ地方では車を借りた方がいいですか?
それともバスなどで十分キオスコをまわれますか?
あまり滞在できないので効率よくまわりたいんですが・・・。
宜しくお願いします!!
Commented by olivolivo at 2011-10-02 14:56
☆鍵コメ様
ロマーニャ地方はキオスコはどこにでもあるので簡単に探せると思いますよ。
Commented by ☆鍵コメ at 2011-10-03 12:57 x
そうなんですね!
何度もご親切に教えていただきありがとうございました!!
Commented by olivolivo at 2011-10-03 18:31
☆鍵コメ様
どうしたしまして。Buon Viaggio!
Commented by pizzaiamo at 2012-12-27 11:22 x
こんにちは!ラベンナでピアディーナの奥深さに圧倒された者です.気軽にバールでスクアックェローネのがあるか,きいたら,似たチーズならあるけど..と調達してくれ,食後に膨大なピアディーナについての説明をいただき,ピアディーナひとつで,バールの片隅でこれだけ語れる!..という,イタリアの食文化の意識の高さ?!に感銘を深くしました.もちろん私のイタリア語の貧弱さではすべてを理解できず,とても残念な思いでした.ロトリーノのことを調べていて,こちらの記事に出会いましたが,ピアディーナ,再燃しそうです! ありがとうございました.
Commented by olivolivo at 2012-12-28 02:40
☆pizzaiamoさん
こんにちは。
本場のピアディーナ、懐かしいです。最高においしいですよねぇ。
イタリア人は語りますからね(笑)楽しい話が聞けたようでよかったですね。
来年はまたピアディーナのネタをアップしますね。気長にお待ちくださいませ。
by olivolivo | 2008-07-12 00:01 | 旅・小旅行 | Trackback | Comments(20)