2013年 10月 25日
山の家
さて、無人の小さな村は、一応アヴリーギという名がついているのですが、今では地図にも載っていないみたい。(笑)グーグルマップスにもなかった。
曾じいちゃんの家にたどり着きました。荒れ果てております。(笑)
中に入ってみると、思わぬ住民が現れました。
コウモリ (驚!)
娘達がすごく怖がっていたけど、コウモリも同じ気持ちだっただろう。(笑)
こんなものを見つけました。
テーブル、白いストーブ、テラコッタの片手鍋、お皿などもありました。
パパが従兄弟と一緒に食べたというジャムもあったよ。(笑)
1階は3部屋あり、入口を入って正面はダイニングキッチン。左側は栗を燻す部屋。右は寝室。
2階は、天井が半分くらい落ちているので上がることはできませんでした。
電気もガスも通っていないけれど、山にはきれいな水があるので生活しようと思えばできるのです。
ちなみにトイレは野外で。(笑)
とにかくこの村は日当たりがよく、作物を育てるには絶好のロケーション。
でも冬場は寒いので、主に過ごすのは春から秋にかけてのようでした。
村人たちは、ここで家畜を飼い、作物を育てていました。
牛、羊、山羊、鶏、兎、いろんな動物がいたそうです。
実りの秋は、栗を拾って燻し、売ったりもしていたそうな。
ワイン用のぶどうも栽培していたので、収穫時は大忙し。
まったく手入れされていないのに、ぶどう棚にはたくさんぶどうが生っていました。
まだ中学生だったパパと従兄弟の仕事は、収穫したぶどうを山の下の村へ運ぶこと。
ふと、ここで疑問。
リュックだけを背負って登るだけでも大変なのに、子供がどうやって運べるんだ?
答えは、ラバ でした。
収穫物はラバに背負わせ、ラバを操るのが上手な同い年の従兄弟Cとパパは何度も上り下りして運んだそうです。
そんな昔話を聞きながら、お昼ごはんを食べました。
ご近所の家の軒先で、持ってきたピッツァとフォカッチャ、サラミとハム、デザートはバナナとチョコレート。
誰も来ないからどこに座って食べても良いのだ。(笑)
いちじくが生っていたけれど、まだ食べごろには少し早かった。残念。
たくさんある葡萄も無花果も、誰にも食べられずじまいなんて・・・もったいない。
ローズヒップもたくさん。
かわいいお花も咲いていました。写真右のピンク色の花はお豆の花。
お昼のあとは、少々雲行きが怪しくなってきたので、下山することに。
降りるのも結構大変。でも、がんばってもらいますよ~
途中で珍しい柄の蝶に出会い、写真をパチリ。
娘達はこんなものも見つけました。
たぶん、ヘビの骨?
実は、大きな骨も見つけて、人骨か?とビビッた私ですが、パパが猪の骨だろ・・・というので、そう信じることにしました。写真撮れなかったよ。
ちなみにこの蛇の骨は持ち帰り、長女は学校で先生やお友達に見せびらかして、この山登りの話をしたそうです。
夏休みの良い思い出になりました。
後日談。
あの家、リフォームして住んでもいいかもね。
でも家までの道を整備しないことにはねぇ。
莫大な費用がかかるから宝くじ当たったらだね・・・ということになりました。(笑)
ランキングに参加中
応援していただけると嬉しいです。
どうもありがとう!