2012年 05月 08日
トイラーノの洞窟
村編に引き続き、今日はトイラーノの洞窟編。
トイラーノの洞窟は海から内陸に少し入った山中にあります。まずはチケット売り場で入場券を購入し、洞窟の入口まで歩きますが、ここからすでに上り坂(笑)
見学にはガイドが必ず同行します。30分おきにツアーはあるようですが、ある程度人数が集まらないとできないようです。私達は2時半から20人くらいのグループで入りました。
洞窟内は距離にすると約1km。そこに12の鍾乳洞があります。12000年くらい前のものとのことですから後期旧石器時代といったとこでしょうか。
洞窟に入るとすぐに「魔女の洞窟」と呼ばれる鍾乳洞の空間に入ります。ここからしばらくは写真撮影禁止。鍾乳洞内ではヨーロッパの中でもここにしかない珍しく貴重なものが存在するため、写真撮影をしてもいい場所が限られています。ガイドさんの指示で撮影してもいい所だけ写真に収めてきました。
撮影禁止の場所には幻想的な泉があり、この中に盲目の白い海老が生息していると聞き、一生懸命探したのですが、残念ながら出逢えませんでした。
ちなみにマナーのない観光客の中にはトレビの泉のようにコインを泉に投げる人がいるらしく、ガイドさんからは「ご利益なんてないですから、絶対にやめてください」と注意がありました。
気温16℃と聞いていたので、少し寒いのかなと思ったけれど、湿度が98%もあるし、洞窟内でも上ったり下ったりするので、歩いていると汗ばむくらいでした。
子供達は学校の歴史の授業で、ちょうどホモサピエンスサピエンスとか石器時代の勉強をしているのでガイドさんの質問にもキチンと答えられていました。子供のほうがよくわかっている(汗)
大昔のヒトの足跡や熊の骨なんかも残っていて、子供達は興味深そうに見学していました。
しかし、あの鍾乳石っていうのは、いろんなカタチがあって人それぞれ想像力のかきたてかたが違うもんですね。長女は「ヒヨコみたい」とか「お花みたい」なんていうコメントでしたが、うちのパパは「生ハムみたい」でしたから。どんだけハムが好きなんだ!
洞窟の出口付近にさしかかると、ワインセラーコーナーがありました(笑)
夏になると洞窟の一部だけが開放され、劇場と化したりもするらしいです。
洞窟でコンサートってステキだな♪
出口を出ると目の前にはこんな風景が広がります。
上を見あげると、小さな教会があったので、みんなで見に行きました。
教会の隣では、ロッククライミングをしているおじいさんがいました。若い!(笑)
トイラーノの洞窟は、思っていた以上に見ごたえがあるすばらしい洞窟でした。次女がもう少し大きくなったら、また連れてきてあげたいなと思いました。
イタリア語だけのようですがサイトもあります。
トイラーノの洞窟(Le Grotte di Toirano)
ご興味のある方はご覧くださいね。
もし行かれるなら、滑らないような靴で行かれることをおすすめします。ぬかるみアリ。
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