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サルデーニャ旅行(観光編)

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サルデーニャという島は、歴史をさかのぼっても
過去にイタリア半島とくっついたことがないとのことで、
イタリア本土にはなく、ここだけにしかないものがたくさん
存在するとてもミステリアスな島でした。

滞在5日目。
ポルト・チェルボの7つ星ホテルで働くRの甥っ子D君が、
この日はOFFとのことでやってきて、彼も合流してビーチで一緒に過ごし、
夕食はお庭でBBQ。テラスのテーブルを食事用にセッティングし、
食器を並べ、皆が席につき、いざ食事という段階で、
ビュュュューーーーーーーーーー    突風が起きる。
準備中ちょっと風が出てきたな・・・という感じはしていたのだけど、
本格的になると、どうにもこうにもすごい風。
テーブルクロスをガシっと押さえながら食事しました。そんな状況でも食べる。(笑)
実はこの風、サルデーニャ特有の風だそうで、
不思議なことに、この風が吹き続け、終わるまで、
1日間でおさまらないときは、3日間、それでも止まないときは
5日間、それでも止まないときは7日間・・・と奇数の日数だけ
続くのだそう。なんとも不思議な風でしょ?

風が長く続くかないことを祈りつつ、翌日はとうてい海水浴は
無理と判断し、観光することに。
この日は、前日の甥っ子D君に代わり、サルデーニャ南部に住む
姪っ子のGちゃん(15歳)がご両親に連れられてやってきて、
9人でサン・テオドーロ周辺を見物。
前回のトップの写真に使ったチンタ海岸をカメラに収めたのもこの風の日。
Gちゃんのパパは副業で養豚業をしているため、豚のお世話で
長期間で家を空けることができないため、Gちゃんはバカンスらしい
体験をほとんどしたことがない。というわけでこの夏はGちゃんだけ残り、
私達とバカンスを共にすることになりました。
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祈りが通じたか強風は1日だけでおさまり、海水浴日和が戻りました。
子供達はこのまま毎日海で遊びたかったようですが、
せっかくだから少しは観光もしないとねということで、
滞在9日目はまる1日を観光にあてることに。

まずは、コスタ・ズメラルダ(エメラルド海岸)
世界中から大富豪が集まる超高級リゾート地。
子供達には「お行儀よくするように!」と厳重に言い聞かせ(笑)いざ出発。
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車で北上したので、まずはポルト・ロトンドへ。
大きな別荘が立ち並ぶゾーン。どの家のお庭も手入れが見事で
普段住まない家の庭の維持だけでも相当な費用が飛ぶんだろうなと
想像してしまう私でした。(笑)
ほとんどの家は緑に覆われているので外から家が見えないように
なっているのですが、ちょうどプールにいたセレブの姿をキャッチ。
首相の別荘もこの辺りにあるらしく、家に通じる道には軍警察の見張りが
いて通行が容易でないので、景色だけ手早く写真をとって退散しました。
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そのあとはポルト・ロトンドの街と港を見物。
教会の鐘楼が木でできているのがとても素敵。
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港にもセレブなお店が立ち並んでいて、ウインドーショッピング
しながら歩きました。商品の値段には驚愕しっぱなし。(笑)

この後は、ポルト・チェルボへ移動。
道中かなりの観光客が止まるであろうポイント↓で写真撮影。(笑)
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ゴシップ雑誌でしか見たことがない(笑)ポルト・チェルボが
どんなところなのか実際に目で確かめてきました。
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豪華クルーザーはうちのほうでもたまにお目にかかれるときもあるので、
見ても特に大きな感動はないのだけど、やはり高級ブランドの
お店がかわいらしい建物の中に並んで入っているのが素敵でした。
買おうとは思わないけど。つーか買えない。
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夜だったら人が多くて、もっと華やかなんでしょうが、
私達が行ったのは昼下がりの暑い時間帯。
人もほとんどいなかったけど、一人だけ4人の護衛をつけたご婦人が
ショッピングされているのを見て、やはりセレブは違うわぁ。
と、実感した次第です。

とりあえず私達はお腹が空いたのでバールで軽食を取ったのですが
大人はパニーノ、子供達はサンドイッチ、ピッツァ1/2、
ミネラルウォーター500ml入り3本、ビール1本
たったこれだけで、お会計が68ユーロ!!!!
特においしくもまずくもない、ごく普通のパニーノだし、
サンドイッチなんて、一人分が三角サンド一個だけよ。
子供の胃すら満たされないサイズ。バールでこの値段は・・・高っ!

気を取り直し、ポルト・チェルボを出て、ドライブがてら景色を楽しみ
パラウという街へ。ここではちょっとトイレ休憩しただけなんですけどね。
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港の向こう側に見えるのがマッダレーナ島。
義妹一家が8月下旬にこの島にバカンスに行く予定。島も楽しそう・・・

その後は、せっかくサルデーニャに来たんだから、
ひとつくらいは見ておかなきゃってことで、遺跡見物。
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写真の設定を間違え、ダメダメな色の写真ですが、
これ、トンバ・デル・ジガンテという墓場の遺跡。
一人の誰かさんを葬ったお墓ではなく、昔はここに大勢の人を
葬っていたそうです。
写真は裏側から撮ったものですが、正面の石にはパワーがあって、
そこに座るとさまざまな病が治るといわれています。
どんな病気に効くのか病名リストを読みましたが、
結構いろんな病気にきくみたいで、高血圧の友人(右側の帽子の人)と、
胃弱のパパがずーっと座りっぱなしでした。(爆)
アレルギー持ちの次女にも、座りなさいとすすめたけど、
次女は墓場の中に出たり入ったりして遊ぶのに忙しく(汗)
これじゃダメだね。
ちなみに真剣に治したい人は数日間通うほうがいいそうです。

そのあとは、こちら。
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ヌラーゲ。
サルデーニャにしかないと言われるこれまたミステリアスな先史時代の建造物。
サルデーニャには7000以上ものヌラーゲがあるそうです。
イタリアにも古い建物はたくさんあるけど、紀元前2000年以上も
前から作られていたこれと比べたら、中世の建造物なんぞは、
まったくモダンな建物に見えてしまいます。

高く石が積み上げられた建物は、集落のボスが住んでいた家。
内部はこんな感じ↓
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感心したのは、螺旋階段らしきもので上の階にあがれるように
なっていたこと。
3000年も前にこれだけの建物を建てられる技術が存在していた
ということに、ただただ驚くばかりでした。

家の周りには井戸もあり、会議をするための部屋も↓
ところどころに低くて丸い囲いがありますが、昔はちゃんと屋根がついて
いたそうです。
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私達が見学したヌラーゲは小さなものでしたが、
周辺の野原の下にもまだまだたくさん埋まっていて、
国から発掘作業のための援助金が出ることが決まったけど、
お金がまだこないので(イタリアらしい(笑))発掘作業待ちとのことでした。
これからどんなものが出てくるのか、楽しみですよね。

遺跡に関しては、もっと大きいところや保存状態のよいヌラーゲを
いつかまた見に行けたらいいなぁなんて思いました。

そんな感じで観光編はおしまい。次はおまたせ食事編です。


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by olivolivo | 2010-08-09 19:18 | 旅・小旅行