2010年 04月 16日
じゃがいものロースト(ローズマリー編)
先日ピエモンテで買ってきた10キロのじゃがいも。
新じゃがではないので発芽し始め、急ピッチで食べております。(苦笑)
さて、イタリアのじゃがいもは、大きくわけて4つの種類があります。
こちら↓
1.パスタ・ジャッラ(pasta gialla)
皮をむくと黄色みがかった色をしていて硬く引きしまっているので
フライやオーブン料理に適している。
2.パスタ・ビアンカ(pasta bianca)またはファリノーザ(farinosa)
皮をむくと中は白く、澱粉を多く含むため茹でるとすぐに
柔らかくなるので、ニョッキやプレなどに適している。
3.ノヴェッレ(novelle)
新じゃが。
4.ブッチャ・ロッサ(buccia rossa)
皮の色が赤く、中は黄色い色をしている。
1.のパスタ・ジャッラのようにフライやオーブン料理向き。
スーパーなどで買う場合は、じゃがいもが入った袋に
オーブンに最適、とか、ニョッキ、プレに最適、とか
または全ての料理に使える、などなど、
表示がしてあるものも多いので買いやすいのですが、
今回私達はどんな種類かもわからずに購入したので、
食べるまでのお楽しみでもありました。
家に帰って、まずは塩茹でをしてみましたが、
これは、まさに1番のパスタ・ジャッラ!
とにかく煮崩れしなくてホクホク。
オーブンで焼くのも美味しいだろうなぁと思って、
昨日はじゃがいものローストを作りました。
【じゃがいものロースト(ローズマリー編)】
◆レシピ◆
材料(4人分)
じゃがいも700g、ローズマリーの葉 適量 にんにく 2片
バター 10g、EXヴァージンオリーブオイル 大さじ1
塩 適量
◆作り方◆
①じゃがいもは皮をむき、2センチ程度を意識して乱切りにする。
②鍋に①とじゃがいも、塩を入れた水を入れて火にかけ、
沸騰しはじめたら火を止め、水分をきる。
③②のじゃがいもが温かいうちに耐熱皿に入れ、バターを入れて
混ぜ合わせながら溶かし、オリーブオイルも加えて混ぜ合わせる。
④にんにくはうす皮をつけたまま入れ、ローズマリーの葉を散らして、
塩をかるくふりかけ、200℃に温めたオーブンで約35分。
表面がキツネ色になってきたらできあがり。
じゃがいものローストにもいろいろな作り方がありますが、
皆さんはどうでしょうか?
以前、友人の息子君でトリノの調理師学校に通うE君(当時16歳)と
じゃがいものローストはどうやったら美味しく作れるのかという
話題になったとき、彼は
「学校では基本的にはさっと茹でてからオーブンで焼くと習った」
という答えが返ってきたのを思い出します。
あくまでも基本的だそうです。茹でない場合もあるとのこと。
私も義母から、「あらかじめ茹でてから焼くほうが
中はホックリ、外はカリッと仕上がる」ということを教えてもらってからは
そのやり方で作ることもありますが、以前、ご紹介した
じゃがいものロースト(オレガノ編)のように
じゃがいもの切り方次第によっては茹でずに焼いてしまうことも。
茹で方も、熱湯にじゃがいもを投入して1分とか2分とかの
やり方もあるようですが、私は義母から教えてもらったとおり、
水から茹でて、沸騰し始めたら取り出す方法にしています。
いずれにしても、山で作られたじゃがいもでしたから、
香ばしくてホクホクで、と~っても美味しかったです♪
コネタ。
近年、イタリアの子供達は肥満児が増加しているという
ニュースを雑誌やテレビなどでよく聞きます。
イタリアの小学校では、午前中にメレンダというおやつの時間があり
長女の小学校でも、各自好きなおやつを持っていっていましたが、
3月から、「おやつは果物を食べよう!」というプロジェクトが
始まり、週2~3回の割合で学校側が果物のおやつを提供してくれる
ことになりました。それ以外の日はいままでのように各自持参。
メニューを見たら、オーガニックの果物が多いし、
お菓子などのおやつを食べるよりは健康的。
私としては、おやつを用意しなくて済むのも嬉しい!!(笑)
でも、果物が嫌いな子供の親にしてみると
このプロジェクトはブーイングのようです。ダカラ太るンダヨ・・・
作りましたのご報告、どうもありがとう!
◎honeybeeさんが、「ミルクチョコレートケーキ」を作ってくれました。
アーモンドダイス入りで、フォユティーヌが散らしてあって、
と~ってもかわいくて、美味しそうです!!
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